【マニアも知らないBGS】ランドホテルの建築や名前に隠された、ウォルトの過去

皆さんこんにちは。Momijiです。

パークを訪れる時や映画を見る時、音楽を聴く時、ディズニーに触れる瞬間が今よりももっときらめくようなトリビア・豆知識について解説します。

今日は、東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテルである、東京ディズニーランドホテル(通称ランホ)についてのバックグラウンドストーリ(BGS)です。
電車で来る方も高速道路で来る方も、首都圏からのアクセスの場合はほぼ一番初めに目にする建物。みなさん憧れのホテルです。

行ったことがない人も、もう何回も泊まっているという人も、皆さんが楽しめるトリビアを解説するので最後まで是非ご覧ください！

概要

歴史と背景

東京ディズニーランドホテルのテーマは
「20世紀初頭の壮大で豪華なヴィクトリア時代のリゾートホテル」。

ここで少しだけ歴史の勉強を挟みましょう。
ヴィクトリア時代とはそもそも、イギリスでヴィクトリア女王がイギリスを統治した1837-1901年を指します。産業革命とともにイギリス国力が急速に発展した期間です。

ディズニーに何故イギリスかというと、厳密にいえば「モデルはイギリスではない」からです。
ワールドバザールをはじめ、パークがヴィクトリア様式なのは、ウォルトが幼少期(4~9歳の頃)を過ごしたアメリカの都市、「マーセリン」をモデルに作られているためです。
「マーセリン」はホテル内の施設の場所の名前として再登場するので、覚えておいてくださいね。

マーセリンは、19世紀後半〜20世紀初頭に、鉄道会社の支援を受けて発展した町。
鉄道の重要な中継地点としての役割を担い、物流や旅客輸送の拠点となりました。
駅周辺を中心に、労働者が住み、商業施設や学校が出来てにぎわっていきます。
この時代は、アメリカでヴィクトリア様式のブームだった時代。同じときに次々とイギリス風の建物がマーセリンに誕生していたのも納得です。

1901年に生まれた幼少期のウォルトが過ごしたのが、まさにこの発展期の終盤。
もともとシカゴ生まれのウォルトですが、4歳の頃にこの町に移住しています。
シカゴとは違い、森があって動物がいて、鉄道が走っていて、ノスタルジックで温かい小都市の雰囲気が、ウォルトの癒しとなっていたのでしょう。
複雑な装飾、エレガントなベランダ、カラフルな外観とともに、その時見ていた素晴らしい空間を、自ら作り上げたんですね。

ディズニーランドのヴィクトリア建築といえば、おなじみ「ワールドバザール」が有名です。
パークの出入口とホテルを同じ建築様式にすることで、ゲストは夢と魔法と楽しい思い出に包まれながらホテルステイを楽しむことが出来るというわけです。

歴史ゆかりの施設名

「マーセリンサロン」

フロントがある2階フロア、ロビーの東側にありますが、知らないという方も多いかもしれません。
早々で恐縮ですが、ここは宿泊者でも誰でも入れる場所ではありません。

コンシェルジュとスイートの客室に宿泊するゲスト専用のラウンジで、チェックイン/チェックアウトの手続きが可能です。
ビュッフェ形式の軽食と、ドリンクバー、アルコールのオーダーも…！大人も子供も嬉しいです。

先ほどお話した、ウォルトが幼少期を過ごした思い出の町、マーセリンの名が付いたラウンジです。

ミッキーマウスをはじめとするキャラクターに囲まれながらマーセリンで過ごすウォルトの絵画、ウォルトや兄ロイ、家族の写真も飾られています。

「シャーウッドガーデン」

シャーウッド＝英国イングランド中部の都市ノッティングガムの北郊に広がる森
名の通り、ヴィクトリア朝様式の美しい庭園です。幾何学模様に低木が配置されています。

画像左下がシャーウッドガーデン。この庭園がよく見えるレストランも1階にあり、宿泊者以外の利用も可能です。

しかし、この庭園に入れるのは宿泊者のみ。ルームキーをかざすと入ることが出来ます。

宿泊の際は、是非お忘れなく庭園散策も楽しんでくださいね！

まとめ

いかがでしたか？

ディズニーは歴史を知れば、より体験が特別になること間違いなしです。
これからも引き続き情報発信していくので、是非またご覧ください！

それでは、夢と魔法に溢れたみなさんの人生。
今日もすてきな旅のひとときをお過ごしくださいね。

感想やリクエストをコメントで是非お聞かせください:)

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